電気刺激による射精

電気の刺激で射精障害を治療する方法もあります。

メカニズムは、精嚢、前立腺、尿道など生殖器などの
交感神経を枝の部分を直接電気で刺激します。

 

 

そのため、振動による刺激による方法と違い、
脊髄を射精のコントロールセンターとする交感神経系の神経による支配が
途中で遮断されているような神経の異常を原因とする射精障害、
振動による刺激が無効の心因性の射精障害など全ての射精不全が治療の対象です。

 

 

この治療法のデメリットは、取り出し集められた精子の質が悪いことなんですが、
最近の技術の進歩によって、より良い精子の取出しが可能になり、
妊娠する成功率が上がってきています。

 

 

電気刺激による精子の取り出しは動物の繁殖を目的に
1960年代より広く行われてきた方法ですが、人間では1975年に
脊髄損傷している男性から精子の取り出しによる初めての妊娠に成功しました。

これはオーストラリアでの報告ですが、こちらのオーストラリアの例では、
胎児が奇形で出産に至ることができませんでしたが、
その後、1978年フランスにて出産の成功が確認されました。

 

 

現在主に電気刺激の装置としては2種類使っておりますが、
そのうち1つがシーガーという人が開発した装置が
使用しやすいということが言われています。

電圧と電流が調節可能で、直腸(お尻の穴)から挿入する
プローべと呼ばれる部分には温度計が付いており、
直腸の火傷や熱傷を起こさないに工夫されています。

実際には直腸の周囲の感覚が残っている患者さんや脊髄損傷の中でも
完全麻痺の患者さんを除いては全身麻酔か脊椎麻酔によって行われます。

 

 

お尻の穴にプローべを挿入して電流を流すと精液は、
通常の射精とは違い、尿道から滴下または膀胱に向かって流れます。

この方法による精液の取り出しの成功率は90%と高いですが、
取り出された精子の質が悪く、パートナーの子宮に注入して行われる
人工授精による妊娠の成功率はとっても低いです(確率約10%)。

 

 

こうしてみると勃起と射精はとても複雑なものが
全部しっかり機能して初めて正常に行われるものです。

勃起と射精のメカニズムが明らかにされることによって、
治療法や解決方法、障害の原因などが解明されることができました。

こういう進歩で1人でも多くの勃起不全の患者さん、
射精不全の患者さんが助かることを願っております。

 

 

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